2006年02月23日

日本航空内紛

日本航空の内部紛争が噴出した。これまでの度重なるトラブルの根底にあるものがこれだといえる。トラブルのジャーナリズムへのリークはこれら内部の統制不良によるものであろう。500億円に近い赤字ではダブルBの企業格付けももっともで、これは東証一部上場企業として数社しかない低い格付けレベルである。このようなことがなくても倒産の危機に瀕している状況だったのだ。

 フラッグシップとして日の丸を背負って国際線を運行している航空会社で往年ならば国が放っては置かなかっただろうが、今日の航空業界の世界観はそれを許さない。実際、社内には相当数の組合が異なるベクトルを向いて経営陣と対立している。パイロットなど特定の従業員の待遇は過去をひきずっていて、対比される全日空のそれと比較してあり得ない高給である。

 この度、現経営陣を非難した日航インターナショナルの経営内容も「他を非難できる立場」ではない。遠からず日本航空は倒産するであろう。その時日本のフラッグシップをどうするか考えなければならないという議論もでてくるかもしれない。かつて、アメリカではパン・アメリカンを倒産させた。まあ、その昔、国鉄が倒産含みとなり(国有なので倒産とは言わなかったかしら)、国民の足として必要な日本の鉄道が立ちゆかなくなった。これは好むと好まざるに関わらず、税金で更正の必要があったわけだが、日本航空の場合は別だ。必要性が極めて薄い。国内線は全日空がカバーできる。一方、国際線は世界各社が乗り入れており日本航空が運行をやめても利便性は全く変わらないだろう。国際線日の丸フラッグシップがひつようなら現在部分的に国際線を運行している全日空に発着枠を移管することでこれも対応可能だ。

 日本航空の腐敗した企業内容は残念ながらこれ以上の存続を許さない崖っぷちに来ているように思う。間違っても税金投入などの乱暴な議論にならないよう望む。




posted by エスタカ at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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